クレジットカードを海外で紛失したら電話すべき理由
一番の理由は第三者の悪用を防ぐため
クレジットカードの紛失後は第三者の悪用を防ぐためにも、いち早くカード会社へ電話しましょう。カード会社への連絡を後回しにすると、その間「支払での利用」、「クレジットカードのスキミング」に遭い、莫大な被害が出る可能性も高くなります。
クレジットカードによっては悪用された金額分を補償するサービスが付いていますが、なかには自己責任になるケースもあるので紛失に気付いたらすぐに電話してください。
紛失時の電話で注意しなければならないことがある
クレジットカード紛失時に、カード会社へ電話するのは大事です。しかし、電話するときに注意していただきたい点が2つあるので紹介します。
1.周囲に人がいない場所で電話をする
電話をするときは、必ず周囲に人がいない場所で行いましょう。なぜなら、他人に電話で話している内容を聞き取られる可能性があるためです。例えば、「カードを紛失した場所」を盗み聞きされると、第三者がその場所へ行きクレジットカードを探し出そうとするケースもあります。
また、電話口では名前や生年月日を伝えるケースも多く、個人情報の漏洩にもつながりかねません。それを防ぐ意味でも、人がいない場所で電話をするのは鉄則です。ただ、個室内での電話でも大声で話すと情報が丸聞こえになる場合もあるので、小さな声(ヒソヒソ声)で話すことをおすすめします。
2.長話しすぎない
海外で長電話をすると、電話代だけで何千円・何万円もの請求が来る場合もあります。それを回避するためにも、カード会社へ連絡するときは短時間で話を済ませることを心掛けてください。話を短時間で済ませるには、「カード会社がしてくる質問にのみ答える」、「話すテンポを少し上げる」などが有効です。
また、電話をしたときにカード会社へ前もって、短時間での通話をお願いするのも一つの手です。ただ、カード会社側も紛失の問い合わせを受けたときに、最低限聞かなければならない事項があります。急かしてカード会社を困らせるのだけは辞めてください。
3.カードをなくしたときの状況を整理してから電話をする
クレジットカードをなくしたときの状況を整理してから連絡するのも大事でしょう。なぜなら、なくしたときの状況はカード会社からほとんどの確率で質問されるためです。通話中に状況を思い出しながら話すのは、電話代がかかる原因になる場合も…。
ただ、そうは言っても気が動転して紛失したときの状況を正確に話せない人がいるのも事実です。その方は、なくしたときの状況を書いた紙を見ながら話すと良いでしょう。「カードをなくしたことに気付いた日時、カードで最後に購入したもの、カードの名義、有効期限」など書いておくと、スムーズに話が進みます。ただし、紙に書く内容も個人情報なので第三者に見られないようにしてください。
クレジットカードを海外で失くさないためには?
1.クレジットカードを手元から離した場所へ置かない工夫をする
カードを肌身離さないことが大事です。例えば、カードをカバンの中に入れておくとカバンを忘れたときに、取り返しがつかない状況になる場合も…。その状況を回避するために、ワイシャツやズボンなど直接身に着けている衣類のポケットに入れることをおすすめします。とくに、スーツの内ポケットなどはカードが落ちる確率も低いので最適です。
2.クレジットカードを他のカードと混同させない
財布のなかに何十枚もカードが入っていると、クレジットカードがなくなっても気付かない場合も…。その状況を回避するために、クレジットカードのみを保管する財布(カード入れ)を準備すると良いでしょう。カードを分別しておくと、紛失時もいち早く気付けるので試してみてください。
3.【最終手段】大事なクレジットカードを持っていかない
人によっては、「このクレジットカードだけはなくしたらマズい」というケースもあるでしょう。その場合は、紛失しても影響が少ないクレジットカードを持っていくのも一つの手です。使用上限額が小さいクレジットカードだと、万が一紛失しても被害額は小さくて済むでしょう。クレジットカードを複数枚作り、使い分けてみてください。
とりあえず詳細チェックしてみよう
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