クレジットカードをお得に使うには「手数料」カット
現地通貨に両替するなら手数料が必要になる
海外では、日本よりも早くクレジットカードの利用が進んでいました。そのため、買いものや宿泊などの支払い、航空券の購入など、上手にクレジットカードを利用するとわりとかかりやすい手数料なども含めてお得な使い方ができます。
ある程度の現金が必要になるため、少しの両替などは必要かもしれない海外への渡航。現地通貨への両替も金額が多くなってしまうと、金額に比例して手数料も高くなり、両替の分として支払う手数料が多くなるのです。
手数料を抑えるためにはクレジットカードがおすすめ
米ドルから交換するなら手数料がかからない国もありますが、日本円を現地通貨に替えるとき、ほとんどの国で手数料が発生します。そのため、クレジットカードを使用すると、現金への両替よりも低い(安い)手数料で決済することが可能になります。
海外でクレジットカードを使用すると手数料は「1回」ごと
国内で買いものする場合とは異なり、海外でクレジットカードを使うと、「1回払い」であっても必ず手数料が発生します。この手数料は、カード会社に支払うための為替手数料と為替手数料が含まれており、国内外での使用時に手数料が高くなる分割払いやリボ払いを避けても、1回ごとの決済で必要になる諸経費のようなものです。
いくらぐらいかかる?クレジットカードの手数料
クレジットカードの手数料は、各カード会社のブランド名(カードの種類)によって制定されており、「為替手数料」が決まっています。
VisaやMasterCardの場合はインターナショナルのレート、JCBカードの場合はカード会社既定の所定のレート、他のカード会社は外国為替相場情報や所定金融機関によって手数料の相場が決まります。海外でカードを使用すると、以下のような手数料が必要です。
- VISAカード : 1.63%
- MasterCard : 1.63%
- JCB : 1.6%
- AMERICAN EXPRESS : 2.6%
海外で利用したいクレジットカードの主な特典
使いやすさとお得なポイントのカードを
海外旅行や出張のために、これからクレジットカードを作ろうか考えている方や、年会費や手数料を考えてカードを切り替えたいという場合には、海外で使いやすいタイプのカードや特典をチェックしてみましょう。海外旅行保険が附帯されており、日本でも使いやすいおすすめのクレジットカードは?
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、年会費が10,000円程度で、プライオリティ・パスがセットされていることが、高い人気を集めているカードです。さらに、還元率1.0%に設定されており、楽天ショッピングなどのポイントが付けられます。新社会人になった人が、初めて作るクレジットカードとしても向いているかもしれません。
三井住友VISAカード
日本でVISAといえば「三井住友VISAカード」があります。海外でも効率よくカバーしてくれるクレジットカードのひとつです。グローバルに活躍するVISAで、日本人が旅行や出張で行く国や地域では、使用できないということがないほどのVISAカード。
カードは1枚だけでいいという人も多く、おすすめのカードといえます。また、支払い方法を選び、郵送での利用明細書をしないなら、年会費無料という特典もあり、手数料の支払いを抑えられます。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
「アメックス・ゴールド」といえば、認知度も人気の高いクレジットカードです。ゴールドカードして、さまざまな特典を受けることが可能で、ビジネスパーソンにも人気のカードのひとつといえます。たとえば、エアポート送迎サービス、無料ポーターサービス、空港ラウンジの使用など、サービスも充実していることが人気の秘密です。
気になる点は、年会費29,000円くらいと高めで設定されているため、年収300万円以上が審査基準となることあります。
クレジットカードを海外で使用するなら「決済日」を要チェック
クレジットカードの決済は、買いものした日やカードを使った日ではなく、海外からのカードの使用情報が日本のカード会社に到着した日が決済日となります。通常は、2~4日が目安ですが、一定でないためカード会社に問い合わせることが必要かもしれません。
決済日に当たる日のレートによっては、良くも悪くもなるため、少しでも良いレートで買いものができるように願いたいものですね。
「もしも」のために控えておきたいカード情報
海外へ行くときには、予備を持っていくと良いといわれるクレジットカード。しかし、「もしも」のときのために、カード裏面にあるカード会社の情報を書き留めておくことができれば、緊急時に短時間で対応できるようになるので重要なポイントです。
クレジットカードは1枚でいいと思う方も多いので、予備を用意しないときのためにも、カード情報を控えておくのは海外での時間を楽しむためにも効果的になります。
とりあえず詳細チェックしてみよう