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海外でのクレジットカード決済時には円建てにするべきか?

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2018.07.03

円建てと現地通貨建てどちらが得なのか?

円建てと現地通貨建ての違い

海外でクレジットカードを使ってショッピングなどをする場合、店舗によっては「円建て」と「現地通貨建て」を選べることがあります。現地通貨建てとは、カードを利用した店舗がカード会社に対して現地通貨で請求をすると、「請求がカード会社に届いた時点での為替レート」で換算された請求書が届くといったものです。

円建て決済とは文字通り、レートに応じた日本円で決済をします。現地通貨建てを利用した場合の「請求がカード会社に届いた時点での為替レート」は、買い物をした段階ではわからないわけですから、円建てで決済をした方が安心な気がします。しかし、実際には現通貨建てで決済をした方がお得になります。その理由は、カード会社に支払う手数料と為替レートです。

為替取扱事務手数料

各カード会社は、現地決済をした場合の為替取扱事務手数料率を定めています。各社ばらつきはありますが、およそ1.3%から2%の間となっています。請求時に適用される為替レートは買い物をした時にはわかりませんが、この手数料率は一律で変動はありません。

例えば、カードを使って20ドルの買い物をしたとします。レートは1ドル100円、為替取扱手数料が1.63%だとした場合、20×100で2,000円が支払金額となります。2,000円×1.63%=32.6円が為替取扱手数料です。従って、カード会社に支払う金額は、2,000+32.6で2,032.6円になります。

このように、各社の手数料はレートに乗じますので、円高になれば手数料は安くなりますが、円安になれば手数料は上がります。いずれにしても、勝手に手数料が変わるということはなく、全て実際のレートに影響されるわけです。

円建てのレートは各店舗が決める

現地で円建ての決済を選んだ場合に問題となるのは、カード会社に請求する為替レートを「店舗が自由に決められる」という点なのです。実際の為替レートを考慮する必要はありません。要は店舗の「言い値」と言うことになります。しかも、ほとんどの場合、実際のレートよりも支払金額が大きくなるように設定されているのです。

良心的な店舗なら、実際のレートとの乖離も少ないかもしれませんが、店舗によっては1%以上も支払金額が高くなってしまうというようなケースもあります。よほどのことがない限りは、現地通貨決済を選択するほうが安心と言えるでしょう。

円建て決済のメリットはあるのか?

数少ない円建てのメリット

円建て決済は、金額がその場で確定するというメリットはあります。請求がカード会社に届いた時点のレートは分からないわけですから、後の為替変動リスクによる影響はありません。

ただし、この変動リスクは、それほど気にする必要はありません。毎日のように激しくレートが上下するような通貨であれば別ですが、そうでないなら、店舗が勝手に決めた為替レートによる損失の方が大きいと割り切った方が無難です。

店舗で決済をする場合には、円建てにするか現地通貨建てにするかを選ぶことができます。円建てを選択する場合には、必ず日本円に換算した場合の支払額はいくらになるのかを確認しましょう。どちらの通貨を利用して決済するかの選択権はカードを使う側にあるので、勝手に円建てで決済されたというような場合には、すぐにカード会社に連絡をしてください。

海外では現金よりカード決済を

レートによって支払額が変わるなどのデメリットを考えても、海外でのお買い物は現金よりもクレジットカードを使う方がお得です。日本円を現地通貨に変える時には、両替手数料がかかります。帰国時には日本円に再び戻しますので、両替手数料は基本的に往復とられてしまいます。

世界各国でもっとも使えるブランドのVISAと提携している「ANA VISAカード」があれば、ショッピングで溜まったポイントをマイルに移行して使うことも可能です。海外で安心してクレジット決済をしたい時には、頼りになる1枚になるでしょう。

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