海外では仮想通貨の購入にクレジットカードがほぼOK
日本と海外では仮想通貨の扱いも違う
大ブームになっている「仮想通貨」。日本と海外では、対応の仕方が異なる金融システムは、仮想通貨の取り扱いにも違いがあります。今年2月には、英国でクレジットカードを利用した仮想通貨の購入がNG。クレジットカードを使って、海外の仮想通貨の取り扱いの状態と、購入が可能な取引所をチェックしてみました。
極少!日本円&日本のクレジットカード
日本では、Webやテレビなどのメディアでは、連日取り上げられる仮想通貨。海外でも同じようにできると考えてしまうと、意外と苦戦しやすいのが、日本円や日本のクレジットカードです。欧米の大手取引所では、現時点で日本円や日本のクレジットカードには、ごく一部のみしか対応できていないというのが現状のようです。
ヨーロッパからアジアなど海外に拡大された仮想通貨の取引所
仮想通貨に詳しい人であれば知っているヨーロッパの仮想通貨大御所「Bitstamp(ビットスタンプ)」は、ヨーロッパの28カ国に限定されていました。しかし、2017年から、グローバルに範囲を広げて、中東や南米、アジアなどにも範囲が拡大されています。
海外では、クレジットカードを購入に使うのは一般的ですが、既に「Bitstamp(ビットスタンプ)」のアカウントがあるなら、対応カードを契約する方がよいかもしれませんね。
また、海外で知れ渡っている仮想通貨「xCoins」も、多くの利用者がいることで知られています。「xCoins」は、クレジットカードだけでなく、ペイパルなども購入の際に使われる決済方法のひとつです。
さらに、日本語対応も可能で、仮想通貨を購入する際にクレジットカードの利用可能な「SpectroCoin」もあります。海外で生活している人と、仮想通貨の購入だけという場合におすすめの銘柄です。
要注意!使えるカードは「VISA」と「マスター」
欧米では、日常の買いものから仮想通貨の購入まで、クレジットカードを使うことは一般的。そこで、「Bitstamp(ビットスタンプ)」や「xCoins」、「SpectroCoin」など、世界でも知名度も規模もトップクラスですが、対応カードは「VISAカード」と「マスターカード」に限定されています。
日本でもVISAカードは高いシェアを持っているので、海外での仮想通貨購入にも対応には問題はないといえるでしょう。しかし、コインチェックのみはJCBとなっているので、ポピュラーなクレジットカードであっても、使用できない種類もあることを考えて、事前にチェックしてみましょう。
しかし、クレジットカードを海外で使用する際は、手数料やクレジットカード手数料が必要となります。レートの違いによる手数料も含めて、かなりのコストアップになるのは想定しておくことがおすすめです。
2018年スタート!仮想通貨の購入にクレジットカードは禁止
損失や負債を避けることが目的としてクレジットカードでの購入に規制
英国最大の銀行Lloyds Banking Groupでは、仮想通貨の購入においてクレジットカードの使用は禁止されています。正式に発表されたのは、2018年2月。たった数か月前の出来事です。
仮想通貨が日本でもブームになっているように、海外、特に欧米では様々な銀行グループが始めていることでポピュラーな財産管理の方法のひとつです。しかし、仮想通貨の取引において、クレジットカードを購入に使用することを発表したLloyds Banking Groupは、大きな損失があるのではないかという懸念を理由としています。
ときには、負債額が大きくなり、損失だけでなく負債になりかねないという危険を避けることを目的としているようです。
米国や韓国でも規制が徐々に拡大
実は、英国よりも数日早く、米国のBank of America(バンク・オブ・アメリカ)やCiti Group(シティ・グループ)、JPモルガングループでもクレジットカードを利用した仮想通貨の購入が禁止されました。
さらに、お隣の韓国では、クレジットカードによる使用だけでなく、海外の仮想通貨の購入を制限しています。これは、レートの違い、つまりカード会社への支払いとなる為替手数料や為替レートによる負担や負債が懸念されているようです。
クレジットカードは、仮想通貨の購入にとても効果的な決済方法ですが、海外の仮想通貨取り扱いは注意が必要です。有意義に過ごせるように事前のチェックは欠かせませんね。
とりあえず詳細チェックしてみよう
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