クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険で治療費をカバーするには
海外の医療事情を考えると海外旅行傷害保険は必要
海外旅行の際、個別に一般の海外旅行傷害保険に加入することもできますが、普段から使っているクレジットカードについているのであれば、ぜひ有効に使いましょう。死亡・後遺障害の補償も必要ですが、事故発生の頻度からみても必要になのはケガや病気に対する治療費をカバーしてくるかどうかという点です。
というものも、海外では、医療費の制度の違いから、日本と比べて治療費が極端に高くなっています。
海外旅行傷害保険付帯には2種類ある
自動付帯
クレジットカードを持っているだけで適用されます。
利用付帯
クレジットカードを持っているだけでは適用されません。旅行の代金をカードで支払った場合にのみ保険の適用対象となります。旅行の代金とは、交通費だけでなくパックツアーの代金なども含みます。
海外旅行傷害保険利用付帯条件の満たし方
クレジットカードで旅行代金を払えなかった場合はどうしたらよいのでしょうか?この場合は利用付帯の海外旅行傷害保険の適用にすることは不可能なのでしょうか?
公共交通機関の支払いをクレジットカードで行えば大丈夫です。具体的には、自宅から空港に行くまでの交通手段、バスや電車の支払いをクレジットカードで支払った場合は、それ以降帰宅するまで利用付帯条件を満たしたことになります。
持っているクレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯しているかどうか?付帯条件は何か、受けられる保障やサービスにはどんなものがあるのかを意識してクレジットカードを持つようにしましょう。
海外でケガをしたり病気になったりしたら
海外旅行中にケガや病気で治療を受けたい場合は、真っ先に保険会社に連絡をしましょう。不測の事態に備えて、サポートデスクなどの連絡先を予め調べておくとよいですね。
報告は日本に帰ってきてからでも大丈夫ですが、事故の発生、病気の発症から30日以内に報告をする必要があります。現地で連絡をすれば、日本に帰国して連絡するのを忘れたという失敗を防ぐこともできます。
また、現地の病院や、後述するキャッシュレス診療に対応している病院などを教えてもらえるので、まずはサポートデスクに連絡することをおすすめします。
クレジットカード付帯海外旅行保険で治療費をカバーする方法
現地で精算して帰国する場合
不慮のケガ、急な発熱など、海外旅行中に医師の診察をうけた場合は、クレジットカードに付帯する海外旅行保険が適用されることがあります。その場合は、一時的に自費での支払いを行い、帰国してから保険を請求することになりますが、治療を受けたあと、現地でやっておくべきことがありますので、注意しましょう。
帰国前に現地で入手するもの
- 診断書(医師の署名入り)
- 治療費の明細書と領収書
帰国後に用意するもの
- 保険金請求書類
- クレジットカードのコピー
- パスポートのコピー
これらは一般的に必要となるものです。場合によっては、これらの中でも不要なものがあるかもしれませんし、他にも必要なものがあることもあるでしょう。帰国後、保険請求の手続き書類を提出する前に、サポートデスクに電話をかけるなどして確認しましょう。
キャッシュレスで治療を受けられるのか?
クレジットカードによっては、キャッシュレス診療サービスに対応した旅行保険付帯していることがあります。キャッシュレス対応とは、クレジットカード会社による医療費の立て替え払いのことです。
キャッシュレス治療サービスに対応しているクレジットカードであれば、現金の持ち合わせがなくても大丈夫。診療費の支払いのためにカードの限度額を超えてしまうといった心配も無用です。
クレジットカードがキャッシュレス診療に対応していたとしても、保険会社と提携をしてない病院では、キャッシュレス診療サービスを受けてくれないことがあります。
事前に電話をしていくといった余裕があればよいのですが、緊急の場合は、確認していくことは簡単ではないかもしれません。キャッシュレス診療は便利ですが、それを前提に行動をしないほうが無難でしょう。
とりあえず詳細チェックしてみよう
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